図書館を活用しない奴は人生の落伍者。
どうも!!そんな人生の落伍者です!!ダブルピース!!
以前、水野敬也氏の著作、「夢を叶えるゾウ2」で、「図書館に行く事」の重要性が説かれている場面があって。
ガネーシャっていうゾウの神様(この作品におけるシンボル的キャラクター)が言ってたんですけど、
「人類の悩みなんていうのは大体同じものなんや。本というのは人類がその悩みを解決するためにずっと蓄積してきたものなんやで。お前の悩みは人類史上初の悩みなん?」(意訳)
というような言葉で、つまり悩みを抱えたんならさっさと図書館に行ってこいや、と主人公が諭される場面があったのですが。
「なるほど、確かにそうだよな。」と思いながらも、実際に図書館に足を運ぶことは全くなかったのですが、つい最近、本を買う余裕もそんなに無いので思い立ったように地元の図書館を訪れてみまして。
驚愕しました。
「これ、全部無料(ただ)で借りてってイイの!?」
鼻水飛び出しました。それ程に、充実していた。さながら、初めてTSUTAYAに、いいや、そんな生温いもんじゃねぇ!!
初めて個室ビデオに入った時のような衝撃!宝島アゲイン!花太郎リメンバー!
自分の本棚にディスプレイされてあるような本も多く置いてありました。最早手元に置いておく必要は無いんじゃないかっていう。
今まで、節約だと思ってAmazonのマーケットプレイスとかで購入してホクホク悦に入っていたけど、そんな自分はもうアホでした。
以下に図書館が素晴らしいと感じた点を。
・無料で二週間くらい借りられる。
まぁ図書館の機能としては当たり前の話だと思うのですが。改めて素晴らしいです。
貸し出し期間とかは場所にもよるのでしょうが、大体2週間程借りられるのではないでしょうか。一応延長とかも出来ます。
そして現在の大体の図書館はネット検索もネット予約も出来ます。検索して好きな著者の本とかが大量に蔵書されていたりするとテンションうなぎ上がり!
・別に地元民じゃなくても借りられる
これ、自分がバカだったと思うんですけど、今まで自分が住んでいる場所の図書館しか利用出来ないと勝手に思い込んでいたんですよね。
で、地元の最寄りの図書館は正直しょぼい訳です。申し訳ないんだけど。貯蔵冊数がそんなに多くない訳です。
隣町の図書館は大きいのになーとか思ってたら、隣町の図書館でも余裕で借りられました。
公立図書館の存在意義というのは「国民への知識や教養の伝達である」という前提に立てば当たり前の話なのですが、僕は知らなかった。これは活用すべきですね。
・意外と新しい本も置いてある。
化石みたいな古い本ばっかりかと思いきや、新しい本も結構置いてあります。僕は2010年以降とかの比較的新しい本を借りている事が多いです。
ちなみに、古い本と新しい本は大体装丁で解ります。出版不況で「売るための努力」が多いに施された近年の本は、あきらかに10年以上前の本よりも装丁が洗練されています。
古典とかの、普遍的なテーマを扱っているもの以外は新しい本を選んだ方がより新しい知識を得られるかもしれません。
・これまで「興味はあるけど、買うまではなぁ…」と思っていた本をバシバシ借りられる。
これ、何気に一番ありがたい点だと思いました。
例えば、本屋とかでパラパラと本をめくってみて、目次を軽く読み流してみて、気になる箇所が一つだけあるとするじゃないですか。
「この部分、気になるなぁ。でも、これを読むためだけに一冊分のお金払うのもなぁ。かといって立ち読みするのもなぁ。」
と、僕なんかは大いなる小市民マインドを発揮して逡巡してしまうのですが、図書館だったら無料なのでバシバシ借りられます。
「本は投資。1カ所でも読みたい箇所があったら1000円以上払ってでも購入すべし。」
というようなブルジョワな理論も解るんですけど、何か勝手にイメージ的に大前研一氏が独特の手を動きを付けながらこれを語っている絵が思い浮かぶんですけど、
それもこれも先立つものが無ければ難しい訳です。
自分が出版不況に一役買っているのも解るんですけれども、如何せん難しい。
でも、図書館であればその点に関しては躊躇無く借りられると。ありがたい話です。
そんな所でしょうか。もっと早くに気がついていれば良かった。水野さん、すみません。「大抵の人間は本を読んでも変わらない。」水野さんの主張を地でいってしまった。
「夢をかなえるゾウ」という注目度の非常に高いコンテンツにおいて、「図書館を利用する」という、ともすれば真新しさのない話題を扱ったという点で、水野さんの中でも図書館を利用することの重要性というのは、余程伝えたい事柄だったのではないかと窺えます。
あとは、この図書館という機能が全て電子化してくれれば最高なのですが、流石にそれは利権を護るといった観点からも難しいでしょうか。
(この項:了)